■ ID
| 1482 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| Carbonaceous aerosol and its characteristics observed in Tokyo and south Kanto region |
■ 著者
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Hiroaki Minoura
Toyota Motor Engineering and Manufacturing/(株)豊田中央研究所
Tazuko Morikawa4
(一財)石油エネルギー技術センター
Akira Mizohata
大阪府立大学放射線研究センター
Kazuhiko Sakamoto
nd Kazuhiko Sakamoto
埼玉県環境科学国際センター
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■ 出版元
| Carbonaceous aerosol and its characteristics observed in Tokyo and south Kanto region |
■ 出版年
| 2012 |
■ 誌名・巻・号・年
| Atmospheric Environment, Vol.61, 605-613, 2012 |
■ 抄録・要旨
| 日本のここ10年間の自動車排ガス測定局における粒子状物質、特に元素状炭素濃度は自動車排ガス規制の実施により顕著に低下しているが、最近では明確なその濃度低下は見られていない。PM2.5環境基準達成のためには、発生源寄与率に基づいた対策が求められる。しかし、炭素粒子の発生源寄与は、その組成が複雑でかつ光化学反応により変化するため、未解明である。2008年夏と2009年冬に南関東地域でPM2.5大気調査を実施した。PM2.5は東京湾沿いの工業地帯ならびに北部の農業地帯からの季節風に伴う放出物の輸送と蓄積に伴う分布を示していた。化石燃料と植物起源の燃焼と光化学反応由来などの発生源情報を含む起源別炭素粒子の特徴が炭素の発生源プロファイルと同位体分析から得られた。Soot-ECは化石燃料由来でありバイオマスからの寄与はなく、冬季の濃度は測定点による違いはほとんど見られず安定した。14-C同位体分析の結果、東京中心部の九段においても全炭素に対するバイオマスからの寄与は、夏季で29%、冬季で48%にも及んでいた。
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